うるおいのある肌へ「保湿」

40代に限らず、スキンケアにおいてもっとも大切なのが保湿。押さえておきたい保湿成分や保湿化粧品の選び方のポイントについてまとめています。

40代で保湿化粧品を使うことの重要性

たかが乾燥とあなどることなかれ。肌の乾燥は、シミやシワ、くすみ、ハリ不足など、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になります。

肌が乾燥するとシワができやすくなり、ひとつひとつの細胞にも水分が不足して硬くなります。すると、肌も硬くなってしまい、ハリがなくなり、くすみも目立つようになります。

肌が乾燥することによって、表面のバリア機能が弱まり、アレルギー反応が出やすくなるともいわれています。

こうしたトラブルを防ぐためにも、スキンケアにおいて、最優先に行いたいのが保湿なのです。

さらに、お肌の水分量は年齢とともに減っていきますから、若い頃よりもしっかりとした保湿をしてあげなければなりません。

保湿化粧品を選ぶときのポイント

肌の乾燥が気になりはじめる30代、40代の人には、保湿成分が含まれた保湿化粧品がおすすめです。

保湿効果の高い成分として有名なのが、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、グリセリン、NMFなどです。

セラミドは角質層に存在している成分で、水分や油分をためこみ、肌の保水機能を高める働きがあります。

ヒアルロン酸も体内に存在していて、保水力に優れた成分です。ヒアルロン酸によって肌の保湿や弾性がキープできます。

人間の皮膚組織の中の、水分以外の70%はコラーゲンだといわれています。コラーゲンもヒアルロン酸同様、肌の水分をキープして弾力を与える働きがあります。

アミノ酸が不足すると、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥を引き起こします。また、肌のツヤがなくなり、肌の色も悪くなります。とくに保湿に有効なアミノ酸は、アスパラギン、セリンなどです。

高い吸湿性をもち、肌をやわらかくする効果のあるグリセリンは、ヒアルロン酸との相性がよく、ヒアルロン酸とともに配合されていることが多くあります。

NMF(天然保湿因子)は、空気中の水分や真皮の水分を吸湿して、肌の水分をキープする働きがあります。

うるおいをお肌に閉じ込める「保護」

しっかりと保湿をした後は、そのうるおいを逃さないために保護してあげることが大切です。40代のスキンケアには肌を保護するための皮脂が重要な働きをしますよ。

皮脂の分泌量が低下することで肌トラブルを招きやすい40代

べたつきやテカリ、化粧崩れの原因になるからと、嫌われがちな皮脂ですが、皮脂には、私たちの肌を保護してくれるという重要な働きがあります。

皮脂が分泌されることで、肌には皮脂膜ができます。これによって、肌の水分が蒸発するのを防ぎ、肌が乾燥しないようにしてくれています。

また、皮脂膜があることで、皮膚が滑りやすくなり、肌を傷などから守ってくれるのです。

さらに、肌表面に存在する常在菌が皮脂を分解することによって、肌は弱酸性になり、細菌や病原菌が繁殖するのを防いでくれます。

私たちの肌をさまざまな形で助けてくれる皮脂ですが、女性の場合、皮脂の分泌量は20代をピークにして、その後、年齢とともに減少していきます。

皮脂の分泌量が低下すると、肌のバリア機能も低下し、肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。

皮脂膜の代わりになってくれる美容オイル

化粧水や乳液、美容液などで肌の保湿が保たれていれば問題ないのですが、それでも肌が乾燥してしまうという場合には、クリームやオイルなどで油分を補い、皮脂の代わりをしてもらいましょう。

肌の乾燥を防ぎ、うるおいを閉じ込めるために、とくにおすすめなのが美容オイルです。

オイルは、肌の組成に似ているという特徴があります。そのため、肌になじみやすいのです。

オイルは、肌の内部に浸透すると、肌の中にある水分と結合して、水分が蒸発するのを防いでくれます。

保水力が高まると、肌に弾力が生まれ、やわらかくしてくれるとともに、肌のバリア機能もアップして、肌トラブルを起こしにくくしてくれます。

また、オイルによって適度な油分が保たれることで、過剰な皮脂の分泌が抑えられ、肌もべたつきにくくなります。

さらに、オイルには毛穴の汚れや古い角質を取り除く働きや、新陳代謝を活発にして免疫力をアップさせる働きなども期待できます。

お肌に刺激を与えない「無添加」

肌バリアが低下する40代のスキンケアにとって、低刺激の無添加の化粧品を選ぶことはとても大切です。

40代こそ無添加化粧品を選ぶべき

無添加と聞くと、とにかく体にからだにやさしいもの、体にいいものと思いがちですが、添加物が一切含まれていないということではありません。

たとえば、香料でも着色料でも、合成界面活性剤でも、ひとつでも添加物が入っていなければ、「無添加」と表示をすることが可能です。

つまり、香料は入っていないけれど合成界面活性剤が入っていたり、着色料が入っていないけれど防腐剤が入っているというものであっても「無添加化粧品」と謳うことができるのです。

添加物の中には、肌に必要な成分を除去してしまったり、肌の働きを妨げてしまったり、アレルギーや肌トラブルを引き起こす可能性のあるものもあります。

40代になると、皮脂の分泌量が低下し、肌の乾燥も進んでいきます。肌のバリア機能が衰えることで、刺激を受けやすくなり、さまざまな肌トラブルも起こりやすくなります。そのため、肌に刺激を与えるようなものは避け、できる限り添加物の少ない無添加化粧品を選びたいものです。

基礎化粧品に含まれている注意したい添加物

添加物一覧

アルコール(エタノール)
エタノールには消毒、収れん作用、油分との親和性などの作用があるが、皮膜を壊してしまう恐れがある。
合成界面活性剤
自然界の微生物によって分解されない。必要な肌のたんぱく質を壊してしまい、肌のバリア機能が壊れてしまうことがある。
合成ポリマー
使い続けるうちに、毛穴が塞がり、肌の自浄作用やターンオーバーを妨げる可能性がある。
パラベン(パラオキシ安息香酸○○)
強い殺菌力を持ち、防腐剤としての役目を果たすが、アレルギーを引き起こしたり、ホルモンバランスを乱す恐れがある。
石油系合成香料
人工的に作られた合成香料は、ホルモンバランスを崩したり、アレルギーを引き起こす可能性がある。
石油系合成色素
タール色素(赤色○号、青色○号、黄色○号など)には、アレルギーを引き起こしたり、発がん性の恐れがあるといわれる。
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